javascriptのshiftメソッドをわかりやすく説明する
はじめに
javascriptのshiftメソッドについて噛み砕いて説明します。
この記事を書いた人
@takasqr アプリケーション開発が大好きなエンジニア。Vue、Swift、Electrom などでアプリを作って公開している。AWS や Firebase などのクラウドサービスも好き。
shiftメソッドとは何か
shift
はjavascriptのメソッドです。
どのようなメソッドかというと、
- 配列から最初の要素を削除する
- 削除して要素を戻り値として返す
という特徴があります。
shiftメソッドの書き方
shiftメソッドは下のように書きます。
[配列].shift()
shiftは配列の最初を削除する
配列とはひとまとまりのデータを一つの変数に格納するためのデータの型です。
const fruits = ['apple', 'banana', 'pear', 'melon', 'watermelon'];
のような感じで表現します。
shiftメソッドは最初の要素を削除します。
例えば、下のようなコードがあったとします。
const fruits = ['apple', 'banana', 'pear', 'melon', 'watermelon'];
console.log('shiftメソッド実行前')
console.log(fruits);
fruits.shift();
console.log('shiftメソッド実行後')
console.log(fruits);
実行すると、
> "shiftメソッド実行前"
> Array ["apple", "banana", "pear", "melon", "watermelon"]
> "shiftメソッド実行後"
> Array ["banana", "pear", "melon", "watermelon"]
このように値が返ってくると思います。
"apple"
が減っていますね。
shiftの戻り値について
戻り値とは、メソッドが実行された後に返される値のことです。
例えば、
const fruits = ['apple', 'banana', 'pear', 'melon', 'watermelon'];
const returnValue = fruits.shift();
console.log(returnValue);
のような感じで書きます。
例ではshiftメソッドの戻り値をreturnValue
に入れて、出力しています。
一番最初に追加した"apple"
が出力されると思います。
shiftの使い道
配列をループで回しながらデータを取り出すときに使うことができます。
const fruits = ['apple', 'banana', 'pear', 'melon', 'watermelon'];
while( (i = fruits.shift()) !== undefined ) {
console.log(i);
}
結果はこのようになると思います。
> "apple"
> "banana"
> "pear"
> "melon"
> "watermelon"
さいごに
何もデータが入ってない、空の配列にshiftメソッドを実行してもundefined
になってしまうので注意してください。